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The Debian GNU/Linux FAQ
章 14 Debian GNU/Linux の次のメジャーリリースでどのような変更が行 われると予想しておくべきでしょうか?


14.1 強化されたセキュリティ

Debian はリリース 1.3 からシャドウパスワードをサポートしています。加 えて、アプリケーション固有の原則に基いてシステム管理者が認証モードを選べ るようにする Pluggable Authentication Modules (着脱可能認証モジュール) の Linux ライブラリ (別名 libpam) も利用可能で、シャドウ パスワードを用いて認証を行うように初期設定されます。

Kerberos や RSBAC などの進んだ認証方式のサポートは現在進行中です。


14.2 非英語ユーザのさらなるサポート

Debian はすでに非英語のユーザをいくらかサポートしています。Debian は英語以外の言語をどのようにサポートしてい ますか?, Section 4.8 を参照してください。

より多くの言語をサポートし翻訳してくれる人々を見つけられたらと思って います。すでに国際化をサポートしているプログラムもあるので、メッセージカ タログの翻訳者が必要です。国際化しなければならないプログラムもまだまだ多 く残っています。

GNU 翻訳プロジェクト ftp://ftp.gnu.org/pub/gnu/ABOUT-NLS では GNU プログラムの国際化の作業をしています。


14.3 より多くのアーキテクチャ

現在、完全な Debian のリリースが利用できるアーキテクチャは Intel i386 (i386)、Motorola 680x0 (m68k)、Alpha (alpha)、 SPARC (sparc)、PowerPC (powerpc)、ARM (arm)です。

MIPS や SPARC64 など他のアーキテクチャ用の完全な Debian システムはも うすぐ利用できる予定です。


14.4 Linux kernel 2.4

現在は woody というコードネームの次期リリースには Linux kernel 2.4.x の最新版を収録することを予定しています。

もちろん Linux 2.0.x や 2.2.x のためのパッケージやそれらのサポートは 継続する予定です。


14.5 GNU C ライブラリ 2.2

woody リリースには GNU C ライブラリのバージョン 2.2.x を収録する ことを予定しています。


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The Debian GNU/Linux FAQ
version 2.2.2.2, 14 January 2001
著者, Section 15.1